すべてはそこに至るための演出

【定例さんぽ】
LINEマンガで「りさこのルール」を連載中のマンガ家つのだふむさんと編集者の佐渡島さんの定例をウォッチしてギュッとまとめて伝える第11回目。

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おさらいの按配

連載作品は前回までの流れをおさらいするところからはじめるのですが、それを前回の分まででいいのか、これまでの大きな流れをおさらいする方がいいのかは、今回描こうとしている内容の面白さのポイントと照らし合わせながら考える必要があるらしいです。
朝ドラなどのテレビドラマはそれがすごく丁寧にできていて、その回から観始めた人でもど頭で今回はどこを楽しんだらいいのかがわかるようになっているという。
そういえば母親は普通のドラマは最後まで見れないのに朝ドラは再放送を含めて全部観てます。時間的なこともあるんだろうけども毎日観させる術中にキレイにハマってる身近な人だと思うのでしばらくその点を観察してみようと思いました。


受動的感情と能動的感情

マンガは出来事、受動的感情、能動的感情でできていることはコルクラボマンガ専科でも習っていてるのですが、主人公の受動的感情と能動的感情が喚起さえされればそれは出来事になりうるという話を改めておさらいしたような打合せでした。
自分はどうしてもお話を転がらせるための出来事から探ってしまいがちなので気をつけよう。
プロットを考えたら、一度そこの中の何を表現できたら状況を象徴する一瞬が切り取れるのかを考える時間を取ろうと思いました。
その一瞬はきっとマンガ専科の中のクライマックスの型である「発見・理解・解放」の要素が隠れていると思うので、キャラクターの感情が喚起される出来事を逆算していくといったことが大事なのかなと考えていました。


すべてはそこに至るための演出

佐渡島さんは具体的な話から抽象に入って、マンガに還元するという話し方をよくされるのだけど、今回はとあるイタリアンのお店のお話を例に出していて面白かったです。
そこは山形にあるお店らしく、東京から来た人は塩分に慣れているから最初は味を濃くして提供し、徐々に薄い味付けで素材の味を感じられるように演出しているそうです。また県内でも、遠くから車に乗ってくる人は通常よりはイライラしていることが多いそうで、そういう人は油分を欲しがるから油分の多い物から出し、徐々に少なくして地産地消の食材を味わえるように演出していくらしい。
どんな人が何を欲しがっているのかを理解して、それを提供しつつ自分が一番伝えたいと思っている「地産地消の食材のおいしさ」に至るように演出していく。
これは例えばLINEマンガでの戦い方や昨今のマンガ業界全体に言えることかもしれないけれど、味の濃いものしかウケないと割り切るのではなく、そこから入っていかに深いものにたどり着くのか、全てはそこにたどり着くための長い演出なんだという話はすごく腹にストンと落ちました。

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大吉っ!!
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