ちょっとアップデートしたいこと
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昨日、つのだふむさんのツイートでスピルバーグ監督のベスト作品は?と質問しているツイートがあった。
みんなにとっての彼のベスト作品て、なに!?↓ pic.twitter.com/hj6bZM2zu7
— つのだ ふむ🗯LINEマンガ連載中 (@tsunoda_fumm) June 8, 2020
エンタメとしてはジュラシックパークが好きだ。恐竜好きだし。
でも推したいのは『シンドラーのリスト』。
心に深く残っている。
ふむさんに普通にリプライを送ろうとしたときにあることに気づく。
童話の『幸福の王子』が小さい頃から好きなのだが、共通点があると思ったのだ。
前に幸福の王子が好きだと言ってもマンガ仲間からは理解されなかった。
「ただの自己犠牲の話じゃん」と一蹴され、それ以上説明できなかった。
献身的な姿は美しいけど自己犠牲に惹かれているわけじゃないと言いたかったのにその時はそれ以上説明できなかったのだ。
それがめちゃくちゃ悔しかった。
今日わかったことなのだが、自分がこの2つの物語に惹かれる理由は"品"だ。
最近は人間の汚い部分こそが人間の本性で、晒してないと正直に生きていないことになったり、またそれを見ないとどうにも安心できないといった人までいたりする。
その風潮がちょっと苦手で、不愉快ですらある。
そりゃあ誰だって汚い部分もあるだろうけど、別にそれが正体ってわけじゃない。それを抑えてこそが美しい。
自制心こそがニンゲンが人たる所以だと思っているし、品こそがカッコイイと思ってる。
古臭いのかな。
ならば俺がいつかアップデートしたいと思った。
おわり
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デザイン設計(Landscape)→漂流期間→マンガ家
twitter→@w_tokushun